プレスリリース
大阪のスマートシティ化を目的としたピッチイベント 「Smart City Osaka Pitch 2021」にスタートアップ6社が登壇
シェアオフィス「billage OSAKA」を運営する株式会社MJE(本社:大阪市中央区、代表取締役:大知 昌幸)は、大阪スマートシティパートナーズフォーラムとの共催で大阪のスマートシティ化の更なる促進を目的としたピッチイベント「Smart City Osaka Pitch 2021」を2021年7月19日(月)に開催しました。
行政の課題解決に向けたソリューションを持つスタートアップ企業6社が、大阪府内の自治体職員に向けて事業プレゼンし、今年度から取り組める実証内容の提案を行いました。
ゲストには、大阪府スマートシティ戦略スーパーアドバイザーの吉澤 正登氏、経営学者・APS学長の中川 功一氏、公益財団法人大阪産業局 スタートアップエコシステムコンソーシアム事務局 プロデューサーの長川 勝勇氏が参加し、各社発表に対する質疑、コメントを行いました。
本イベントは、billage OSAKAと大阪スマートシティパートナーズフォーラムとの連携における取組みの一つとして開催しており、“大阪モデル”のスマートシティ実現に向けた取組みの推進を目的としております。本イベントに登壇したスタートアップが連携・協業の場として活用できるよう、billage OSAKAを期間限定で無料提供いたします。
スピーカー一覧
大林 尚朝氏 (株式会社Another works 代表取締役CEO)
企業と複業人材のマッチングプラットフォーム「複業クラウド」を展開しており、行政課題を複業人材の知見・経験・人脈から解決することを提案した。既に10自治体と連携しており、複業人材の登用を開始している。連携したある自治体では、行政サービスのデジタル化や職員の工数削減等の行政課題に対して公募を行ったところ120名のエントリーがあり、2名の登用を実現している。
川越 一磨氏 (株式会社コークッキング 代表取締役 CEO)
「自分にもお店にも地球にも。みんな心地よい食の選択。」をコンセプトに事業を展開するコークッキング社は、飲食店で余りそうな食品をユーザーにレスキューしてもらうアプリ「TABETE」と、生産者の余りそうな食品・食材のECサービス「レスキュー掲示板」を提案。現在、16の自治体と連携し、ごみの減量や焼却コスト課題への解決策として、また、地域の飲食店、生産者の支援として、加盟店開拓やユーザー拡大に取り組んでいる。
松田 一朗氏 (株式会社ナイトレイ データコンサルティング部 コンサルタント)
ロケーションビッグデータを用いた地域活性化支援ソリューションを行うナイトレイ社は、国内生活者・旅行者分析サービス「CITY INSIGHT」を提案した。本サービスでは地域の生活者や旅行者の位置情報ビッグデータをもとに、SNS解析や滞在人口の分析等を行うことで、現状把握や戦略立案に活用していくことができる。自治体との取り組みの事例として2021年7月の大規模国際スポーツイベントにおけるデータの可視化等を紹介した。
吉田 拓巳氏 (株式会社nommoc 代表取締役)
常識をひっくり返すような新しい移動文化の実現を目指すnommoc社は、無料で目的地まで移動ができる配車サービス「nommoc」を提案した。車の移動時間を活用した体験型広告の提供により、広告主はユーザー属性を細かく絞って広告をリーチさせることができ、ユーザーは新しい商品を車内で体験することによって楽しみながら、無料で移動することができる。また、喫煙者をターゲットにした香りのしない電子タバコのトライアル車両の実施事例等を紹介した。
奥山 祐矢氏(株式会社フォトシンス セールス・マーケティング部 大阪オフィス責任者)
キーレス社会の実現を目指し、スマートロックサービス「Akerun」を提供するフォトシンス社は、本サービスを利用した鍵運用のシステム化を提案した。自治体施設の無人化管理を実現することで、セキュリティ対策も向上させながら管理者の高齢化や担い手不足を解消できる。また、長野県にある廃校を活用したフィットネス施設において本サービスを利用して無人運用が行われている事例等も紹介した。
高田 涼太氏 (Flora株式会社 CMO)
Flora社は、女性の妊娠期間と産後期間のヘルスケアサービスを提案した。フィジカルとメンタル双方からの包括的なサービスが強みで、アプリによる心拍・歩数・睡眠パターン解析に基づくパーソナライズな提案や、認知行動療法に基づくチャットボットの会話による悩みの構造化、また、サロンでのグループセラピー等を行う。まずは実証実験として自治体職員向けにサービスを提供し、ゆくゆくは地域の方々に利用を拡大していきたいと発表した。
ゲスト一覧
吉澤 正登氏 (大阪府スマートシティ戦略スーパーアドバイザー)
中川 功一氏 (経営学者/APS学長)
長川 勝勇氏(公益財団法人大阪産業局 スタートアップエコシステムコンソーシアム事務局 プロデューサー)
イベント総括
総括として、大阪府スマートシティ戦略スーパーアドバイザー 吉澤 正登氏は「本日発表した6社はすべて『サービス』と『社会貢献』の両方が組み合わさった素晴らしい事業だった。今後も成長していくことを期待している。また、これからの自治体経営では『情報資産』を蓄積し、高い適応力で公民連携を進めていかないといけない。登壇企業各社の技術、サービスを情報資産として取り入れ、公民連携でのスマートシティ化の促進に向け連携していきたい。」とコメントしました。
大阪スマートシティパートナーズフォーラムとは
大阪スマートシティパートナーズフォーラムは“大阪モデル”のスマートシティの実現に向けた推進体制として、大阪府、府内43市町村、企業、大学、シビテックと連携して設立されました。
URL: https://smartcity-partners.osaka
billage OSAKAとは
新たなイノベーションを生み出す拠点として誕生した、ヒト・モノ・カネ・情報が集まるシェアオフィス施設です。フレキシブル性の高いオフィスの提供やコミュニティ形成によるビジネス支援などを行っています。
株式会社MJEについて
当社は「ワークプレイス(働く場)をよりよくすることで企業の成長に貢献する」をミッションに掲げ、中小零細企業や個人事業主に対して「オフィスの情報通信分野の課題解決や店舗のプロモーション支援を中心としたICT事業」と起業家やスタートアップ、大手のサテライトオフィス需要に対して「フレキシブル性の高いシェアスペースを中心としたSS事業」の大きく2つの軸でサービスを展開しています。
本社所在地: 大阪市中央区久太郎町4-1-3 大阪センタービル6F
代表 : 代表取締役 大知 昌幸
設立 : 2006年12月
URL : https://mjeinc.co.jp