ブログ
 

企業デザイナーが考える「デザインとパクリ」

2015年8月


このエントリーをはてなブックマークに追加

 

ブログ

 

どうも皆様。8割が毛で有名なダーミツです。

まだまだ暑い日が続く今日この頃・・・。

熱中症になっていませんか?室内でも熱中症には要注意です。

 

mitsuda_3

 

最近ちまたでデザイナーのパクリ問題が騒がれていますが、

僕も、デザイナーと呼ぶに相応しいかは別として、

デザインの仕事をさせてもらっています。

 

今回のパクリ問題を受けて、

「デザイナーってなに?」ってことを、

もう少しだけ世間一般に深く認知してもらう必要があるように思います。

 
 

【デザイナーブログ】デザイン思考おじさん

 
 

もちろん、人のデザインをそのまま流用することは

間違いなく問題であり、それは完全にアウトです。

 

ただ、僕たちデザイナーはクライアントの抱える問題を解決するために

デザインをするのであって、僕が発信したいものを一方的にデザインするわけではありません。

 

アーティストと呼ばれる方々は、自分の中にある想いを表現し、カタチにするのと、

デザイナーは対局に位置すると僕自身は思っています。

CMプランナーの福里真一さんの言葉を借りると、

「クリエータータイプ」のクリエーターと、

「ノンクリエータータイプ」のクリエーターがあり、

クリエータータイプは、もともとあった自分がやりたいと思っていた表現と

広告する商品・サービスなどとを強引に結びつけるという企画法になるので、

うまくハマッた時には、意外性を生み、ものすごいインパクトを与えることができます。

 

ノンクリエイタータイプは、商品やサービス(創り手などの想い)などからこつこつ考えていき、

最終的な表現を考えていきます。意外性はあまりなく、大きなインパクトは少ないかも知れませんが、

それぞれの商品やサービスにあった表現になっていきます。

商品やサービスを身近に感じてもらえるような、そんな表現を実現しやすかったりします。

 

https---www.pakutaso.com-assets_c-2015-08-150820262255-thumb-1000xauto-19037

 

僕もノンクリエイタータイプだと思うのですが、

デザインを始めるまでに、しっかりとヒアリングをするわけです。

クライアントの想いや、歴史や、今後の展開など、

関係ないと思うようなことまで。

 

例を挙げさせていただくと、

10月に行われるグッドライフOSの総会ポスター制作において、

弊社代表と綿密に打ち合わせをするわけです。

 

今回の総会で何を社員に伝えたいのか、

今回の総会の位置づけや意義などなど・・・・・、

 

ベンチャーであることや、

もっと皆に出る杭になってもらいたい想いや、

丸くならずに尖った一致団結した集団になりたい想いや、

守備的ではなく、少し攻撃的なイメージにしたい、

1人1人がナンバーワン、

わかりやすく、伝わりやすいもの・・・

それ以外にも諸々想いを話していただき、

 

そんな話を受けて、コンセプトを固めていき、

デザインやコピーなど、ビジュアルに落としていくことになります。

 

 

そこから色々と考えて、ラフにして、制作してみたところ、

 

2

 

あれ?

マールボロのパッケージに似てる・・・。

まずコピーはシンプルに伝わる「尖れ」にしてみて、

フォントも丸みのないものにしました。

尖った先をコーポレートカラーの赤にして、

GLOSの一体感を表現しています。

ですが、

それが余計にマールボロっぽくなってしまった要因ですね。。。

 

もちろん、このデザインはボツです。

完成デザインは全然違うデザインになると思います笑

デザインは違えど、表現したい答えは同じです。

 

表現したいものの本質を突きつめて考えていくと、

どこかで見たことがあるデザインに似たものになる可能性は否定できません。

 

ただ、今回の例のように、あまりにも似ているなと言うものは、

これはマズイな、とすぐに気づきます笑

そこから、また、もっと本質を捉えにいく作業になります。

それがループする感覚です。手を動かす時間よりも、

頭で考えて、情報を整理する時間の方が多いくらいです。

情報が整理できれば、制作時間はあっと言う間なことも多くあります。

 

 

クライアントの悩みを解決するためにデザインしていくと言うことは、

繰り返しになりますが、本質を見に行く作業なわけです。

 

「元気なイメージを伝えたいんだよ!」

「力強い感じをアピールしたいなぁ!」

 

などであれば、赤色を使う、フォントは太めのゴシックを使う、文字のジャンプ率を上げるなど、

単純な部分から、もっと深い部分までロジカルに考えてデザインをしていきます。

細部にまで意味を持たせてデザインします。

 

なぜ、そこに配置したのか、なぜそこは丸くて、そこは角ばっているのか、

なぜ、字間をそんなに拡げたのか・・・・・など、目的に応じた答えを探し出して見つける作業なわけです。

もっと言えば、先の展開まで考えて提案したりもします。

 

表現のバラつきはあるにせよ、本質的な部分が似てくるのは、

それだけつきつめて考えている証拠であるとも言えるかもしれません。

 

https---www.pakutaso.com-assets_c-2015-08-YUKI_oekakitime15145652-thumb-1000xauto-18910

 

僕みたいな、デザイナーと呼べるか微妙なヤツでも、

これくらいは考えるわけです。

 

名前が知れ渡ってるデザイナーはそれこそ、もっともっと考えているわけです。

僕の何百倍も考えているわけです。

 

パクることは絶対にダメなことであり、デザイナーとしては良くないことですが、

それと真逆で、つきつめて考えた結果、「答えが一緒」と言うことは少なからずあると言うこと。

 

今回ちまたで騒がれていることがどちらにあてはまるのか、真偽はわかりません。

でも、ただ、デザイナーといった職業が悪いイメージで浸透していってしまうのは、

デザインが好きな僕としては、とても残念でありません。

 

カッコよくないデザインでも、目的を果たしているデザインは山ほどあります。

カッコよくなくても、良いデザインも山ほどあります。

シンプルだから手抜きなデザインってこともありません。

余白の使い方にだって、意図があったりもします。

 

好きとか、嫌いとかだけではなく、

「なぜ、このデザインなんだろう?」と少しだけ考えて色々なものを見ていただけると、

デザインを今よりも、ちょびっとでも、好きになってもらえるのではないでしょうか(’’*)

もちろん万人に愛されるデザインが最強だとは思うのですが笑

 

もっと僕も勉強します。

 

それでは、また。

 
 

|あなたならどのデザイン?|

bsfbバナー
 






管理本部

管理本部管理本部

総務人事、情報システムなどを担当する事業部。