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小説とビジネスにおける「文章力」の違いって?

2017年6月


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こんにちは~!
現在、社長室で広報兼秘書をしております、松下と申します。
 
ちなみに、私の趣味は読書。
ただ、「小説が好きなんだ。じゃあ文章も上手なんでしょ?」と言われることがあります。
その度に、頭を抱えたくなる人間です。
 

 
「小説を読んでる=文章力があるの?」
「文章が上手って何?」
と言うことで、今回は文章表現のお話です。
 
ここで、画面の前のアナタにひとつ問題を出します。
 
「あなたの部屋の間取りを、文章のみを使って他人に説明してみてください」
(ベッドや、窓の配置も説明をお願いします)
 
原稿用紙でもパソコンのワードでも良いので、ちょっと書いてみてください。
面倒な方は、正直3行まで書くので結構です。それで十分です。
 
書き終わるのを待つついでに、私の上司である団子おじいさんの写真を貼っておきますね。
 

(↑うなぎパイの長さを測る団子おじいさん)
 
書けましたか?
 
さて、この問題の回答形式は大きく2種類に分かれます。
 

① ライブ調
私の部屋の大きさは、8畳くらいで形は長方形です。
まず部屋に入ると、手前右端に大きなベッドがあります。
左側の壁には窓があって、窓の下には本棚、奥には洋服タンスがあります。
部屋に入って左後ろを振り向くと、観葉植物が置いてあります。
それから、部屋の突き当たり、一番奥には大きな窓があります。

 

② 説明調
私の部屋の大きさは、8畳くらい。
部屋の入り口は北側を向き、部屋は南側に伸びている長方形の間取りです。
部屋の北西には、大きなベッドがあります。
東側の壁には窓があり、窓の下に本棚が、南東には洋服ダンスがあります。
北東の隅には、観葉植物が置いてあります。
それから、部屋の突き当たり、南の壁には大きな窓があります。

 
はい、こんな感じ。
 
さてさて、アナタはどちらのタイプで説明しましたか?
説明を受けた時に分かりやすいと感じたのは、どちらの文章でしょうか?
 
一般的に、② の説明調の方が相手には伝わりやすいと言われています。
 
① は「部屋に入った人物に視点」にカメラを置いた文章になっているので、
 1. 頭の中で視点を処理して
 2. 間取りの情報を想像する

この2つの作業が必要になるので混乱しがちなのですね。
 
② は「部屋の上」にカメラを置いた文章になっているので、
 1. 間取りの情報を想像する
この1つの作業だけで想像できるので、説明がすんなり入りやすいわけです。
 
たまに、① の文章で必死に説明をしているものの、うまく相手に伝わらなくて困っている人がいます。
そこで、どうして分からないんだ、伝わらないんだ、と喘ぎ嘆いているのは、文章の根本が間違っている訳ですね。
 
「説明」が目的の文章に、「臨場感」のあるライブ調の文章を使っているんですもん。
デスメタルのコンサートで、バラード歌うようなもんです。
 
こういうことを考えて文章を作らないと、伝わるものも伝わらないわけですな。
 
そして、何が言いたいかと言うと……。
小説と一般文章は、当然ながら目的やテイストが違うため、「小説が好き=文章が上手」と言えないのです。
 
小説の文章力は、演出力の世界。
映画で言うカメラワークやBGMなどを、活字のみでどれほど表現できるか。
これが、小説における文書なのです。
 
説明文の文章力は、相手への伝わりやすさの世界。
相手にとって読みやすく、分かりやすい文章に仕上げること。
これが、ビジネス等で求められる文章なのです。
 
それでは、グッピー。
 

 
 






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